画像顔見知りの女性の乗用車に体液をかけたなどとして、坂井署と県警子ども女性安全対策室は19日、福井県迷惑防止条例違反(嫌がらせ行為の禁止)の疑いで、坂井市坂井町田島、坂井市職員広岡正雄容疑者(44)を逮捕した。
逮捕容疑は昨年11月下旬夜、坂井市内在住の30代女性所有の乗用車のフロントガラスと屋根部に、体液の入った避妊具2個を置いた疑い。また12月下旬の夜、女性の乗用車の運転席ドアノブに体液をかけた疑い。容疑を認めている。
同署によると、広岡容疑者は女性と顔見知りで、11月は女性の自宅駐車場で、12月は女性の外出先で嫌がらせ行為をしたという。昨年11月上旬に女性が「車に嫌がらせをされている」と坂井署に届け出て、調べていた。
坂井市によると、広岡容疑者は1990年に旧坂井町に採用され、2009年から市監査委員事務局主任。勤務態度はまじめで特に問題はなく、無断欠勤などはなかったという。
職員の逮捕を受け、市は同日、北川貞二副市長、五十嵐英之総務部長らが会見。北川副市長は「公務員としてあるまじき行為で市民、関係者の信頼を裏切ることになり心よりおわびする。今後は職員の服務規律の確保に努めたい」と謝罪。市は今後、事実関係を細かく調査、確認した上で、厳正に処分する。
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